新型コロナウイルスが生きられる時間は場所によって異なります。
空気中(厳密には、空気中を浮遊する微小な液体か固体の粒子である「エアロゾル」の状態)では
最高3時間
銅の上では
最高4時間
ボール紙(厚紙)の上では
最高24時間
プラスティックやステンレスの上では
最高2~3日
結論
テーブル、ドアノブ、電気のスイッチ、カウンター、ハンドル、机、(携帯)電話、キーボード、タブレット、タッチスクリーン、リモコン、トイレ、シンク、蛇口などは頻繁に拭くなどして常に清潔を保ってください。
画像の情報ソース
National Institutes of Health, CDC, UCLA and Princeton University scientistsの共同研究から https://laist.com/ https://www.cdc.gov/ https://www.afpbb.com/articles/-/3274379
さて、4月9日現在、東京都の感染者が新たに181人増えたとのニュースを見ました(前日は144人)。まだ増えていくだろうと思います。検査人数が増えていますので、感染者数が増えていくことは最初から容易に想像できました。他国がこれほど苦しんでいるのに、日本だけ極端に感染者数(と死者数)が少ない方が不自然です。新型コロナウイルスが蔓延する前には、日本に大勢の外国人観光客が来ていましたし、同様に外国旅行に行く日本人も多くいました。数カ月前のことではあるにせよ、感染者の8割が無症状および軽症者ですから、知らずに自然完治した人も多いでしょうし、その人たちから感染が続いてるとも考えられます。だから今も、目に見えない感染者はたくさんいると思います。それが検査数の増加により、露わになっただけです。
緊急事態宣言が出されたことにより、全国的に外出者数が減ったようです。しかし、そもそも大都市圏で出歩く人の数は膨大です。それを基準に50%、60%減ったとしても、実数はまだまだ多いと思います。今日のニュースで見た山手線の駅では、大勢の人が乗降していました。インタビューされた会社員が、「いつもより減っています」と言っていましたが、確かに減っているのでしょうが、アメリカから見るとまだ多いです。
でも、どうしても出なければならない理由があるのは分かります。仕事です。これは個人ではどうしようもできません。会社でしかできない仕事があるでしょうし、そもそも自宅勤務のシステムがない会社もあると思います。でもそれは後で考えるとして、今は人命最優先。企業が完全に社員の外出を止めないと危険です。緊急事態宣言が出た都府県の個人経営のレストランや商店はたくさん閉店しているようです。ならば、経営の心配は大きな企業も含めてみんなで痛み分けです。
今の日本には、ウイルスの感染予防よりも拡散防止と死者を増やさないことが重要です。重篤な人の命を救うのは医療従事者にしかできませんが、重篤者を減らすのは一般人にもできます。ウイルス拡散を防止し感染者を減らすこと、つまり家にいることです。もうこれに尽きます。アメリカでも、ウイルス終息の最良の方策として、「とにかく家にいろ、人と接触するな」の一点張り。ワクチンがないのですから、もうこの方法しかありません。