CDC(米国疾病予防管理センター)は、各国の感染状況からそれぞれ危険度を出しています。それによりますと、現在日本の危険度はレベル3(渡航中止勧告)。これにより、日本からアメリカへ渡航する場合は、入国後14日間はホテルなどの宿泊施設、あるいは自宅などでの待機が義務付けられています(命令です)。待機期間中は健康状態を観察し、周囲の人との距離を保つことが求められています。
なお、前述の通り日本国籍者は米国入国禁止措置の対象にはなっていませんので、上記条件に従ったうえで入国できますが、
・過去14日以内に中国(香港特別行政区を除く)、またはイランでの滞在歴がある
・過去14日以内に欧州シェンゲン協定加盟国(26か国/下参照)、英国、アイルランドでの滞在歴がある
場合はアメリカ入国が拒否されます(入国はできません)。
【欧州シェンゲン協定加盟国】
アイスランド、イタリア、エストニア、オランダ、オーストリア、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、ポーランド、マルタ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク
カリフォルニア州では3/19日に全米初となる自宅待機命令を発令。ロサンゼルス郡は当初3月末までとしていたのを、2回延長し、現時点では5/15までとなっています。現在は、かなり限定的ではあるものの、少しずつビジネス再開に進んでいます。なお、サンフランシスコは外出禁止令が5/31まで延長されました。
【自宅待機命令(外出制限)発令中の州】
アラスカ、アラバマ、アリゾナ、イリノイ、ウィスコンシン、ウエストヴァージニア、オハイオ、オレゴン、カリフォルニア、カンザス、ケンタッキー、コネティカット、コロラド、テネシー、デラウェア、ニュージャージー、ニューハンプシャー、ニューメキシコ、ニューヨーク、ネバダ、ネブラスカ、ノースカロライナ、ヴァージニア、バーモント、ハワイ、フロリダ、ペンシルベニア、マサチューセッツ、ミシガン、ミシシッピ、ミズーリ、ミネソタ、メーン、メリーランド、モンタナ、ルイジアナ、ロードアイランド、ワイオミング、ワシントン、米国領ヴァージン諸島、プエルトリコ、ワシントンD.C.
【自宅待機命令(外出制限)が解除された州】
アイダホ、インディアナ、オクラホマ、サウスカロライナ、ジョージア、テキサス
※解除状況やその内容は州や地域により異なります。
情報ソース:ESTA Online Center
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ロサンゼル郡の感染状況(5月9日現在)
感染者(合計3万1,197人)
ロサンゼルス郡:2万9,768人
ロングビーチ:898人
パサデナ:531人
感染者の年齢(ロングビーチとパサデナを省く)
0~17歳:942人
18~40歳:1万112人
41~65歳:1万2,281人
65歳以上:6,332人
調査中:101人
感染者の性別(同上)
男性:1万4,788人
女性:1万4,731人
その他:7人
調査中:242人
感染者の人種(同上)
アメリカンインディアン、アラスカネイティブ:17人
アジア系:1,855人
黒人:1,296人
ヒスパニック/ラティーノ:9,124人
ネイティブハワイアン、パシフィックアイランダー:207人
白人:3,621人
その他:1,303人
調査中:1万2,345人
死亡者(合計1,512人)
ロサンゼルス郡:1,407人
ロングビーチ:40人
パサデナ:65人
死亡者の人種(ロングビーチとパサデナを省く)
アメリカンインディアン、アラスカネイティブ:1人
アジア系:260人
黒人:173人
ヒスパニック/ラティーノ:531人
ネイティブハワイアン、パシフィックアイランダー:14人
白人:402人
その他:16人
調査中:10人
County of Los Angeles, Public Health
http://publichealth.lacounty.gov/index.htm
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国名
感染者数 死亡者(5月9日午後11時32分現在)
アメリカ
130万9,541人(最多) 7万8,794人
スペイン
22万3,578人(2位) 2万6,478人
イタリア
21万8,268人(3位) 3万395人
イギリス
21万6,525人(4位) 3万1,662人
ロシア
19万8,676人(5位) 1,827人
日本
1万5,663人(32位) 607人
Johns Hopkins University & Medicine, Coronavirus Resource Center
https://coronavirus.jhu.edu/