「猿の惑星」。
1968年のアメリカ映画です。
ご存知の方も多いと思いますが、その後、たくさん続編が作られている名作です。
上映当時、僕はまだ生まれていませんでしたが、おそらく小学校(8歳くらい)くらいの時でしょうか、TVでやっていたのをたまたま見ました。
何と言えばいいのか、全てのシーンでインパクトがあり、幼心に夢中で見たのを覚えています。
そしてあの有名なラストシーンですよ。
大どんでん返しというか、超ショッキングというか。
とにかく衝撃的でした。
あれから40年。
48歳になった僕は、先日お客様からのご要望の撮影地のロケハンに行きました。
ロケハンというのは、事前にロケーションを確認すること。
特に初めて行くところは、あらかじめ状況を把握しておかないと撮影できませんからね。
ご希望の地は「Point Dume」というこのビーチ。
場所はこちらです。
風光明媚で、地元の人しか来ないようなローカルのビーチでした。
写真左側に上に続く歩道があり、そこを上がること10分弱。
大絶景が待っていました。
日は変わって撮影当日。
新郎新婦をホテルにお迎えに上がり、現場に向かいました。
30分ほどの車中でご夫婦といろいろお話をしました。
僕:なぜPoint Dumeを指定されたのですか?僕はこちらに住んで17年になりますけど行ったことなかったですし、日本人の方からこの地を指定されるなんて思ってもいませんでしたよ。
奥様:私の好きな歌手(グループ)のPVのロケ地なんです。
僕:へー、そうでしたか。アメリカのグループですか?
奥様:いえ、日本人です。
僕:そうですか。
奥様:あと、私は観たことがないのですが、「猿の惑星」という映画のラストシーンのロケ地だそうです。
その瞬間、あの有名なシーンとロケハンの時に見た風景がピタッと合いました。
僕:えええええーーー、そうなんですか!ロケハンした時は気づきませんでしたが、今完全に一致しました。確かにそうですね、あの風景は!
と、僕は車内で一人で興奮してしまいました(恥)。
奥様には申し訳なかったのですが、その歌手のことはほとんど触れず…(苦笑)。
ちなみに、これがその場で撮った写真です。
昔の映画はロケ地がないと撮影できませんでした。
そして、その場に行ってセットを組んで撮影していました。
ですから「映画のロケ地」というものが確かに存在しました。
しかし今は、CGでいくらでもロケーションをクリエイトできる時代。
「映画のロケ地」がどんどんなくなっているそうです。
ところで、ロサンゼルスにはたくさんの映画のロケ地があります。
追って紹介していこうかと思っています。
あ、奥様がファンの歌手ってこれだと思います。
確かにPoint Dumeが映っていますので、ほぼ間違いないかと。
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竹部茂教/たけべしげよし
Shigeyoshi Takebe Photography
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