羽田のホテルは1泊だけで、あとは宿泊費が安い新宿区内のホテルに滞在しました。
羽田から新宿までの移動も公共交通機関は使えないため、東京在住の友人にホテルまで送ってもらいました(これも空港で検疫スタッフに申告済み)。
そして、この日の翌日から14日間、申告したホテルでの待機生活が始まりました。
個人的な感想ですが、この「待機生活」の強制力がどれくらいのものかは正直よく分かりませんでした。
何となく「力のこもった要請」といった感じです。
もらった紙には「指定された場所から14日間は外出せず、人との接触を可能な限り控えてください」とありますが、この「可能な限り」という表現は少々曖昧ですし、実際空港を出てからの動向を監視されることはありません。
性善説に基づく要請といったところでしょうか。
検疫スタッフから「待機期間中に東京の保健所から連絡が入る」と言われましたが、連絡が来たのは到着後4日目。
しかも奈良の保健所からでした。
申告書に「国内居住地」という欄があり、そこに奈良の実家を書いたからだと思いますが、待機期間中は奈良ではなく東京にいる旨を伝えていたにもかかわらず、なぜ奈良の保健所から連絡が入ったのかはわかりません。
東京の保健所は手がいっぱいだったのかもしれません。
ちなみに前述の成田着の友人には、14日間一度も連絡が入らなかったようです。
保健所へは、毎日体温と体調の報告を送るだけでした(体温計は持参しておいた方がいいです)。
報告方法はEメールでしたが、本当はLINEでもいいようです。
ただし、日本の電話番号を登録したLINEアカウントでないとダメとのことで、私のようにアメリカ(外国)の電話番号で登録したLINEは報告には使えませんでした。
さて、晴れて待機期間が終わっても誰からも連絡は来ず、誰にも連絡をする必要もありません。
その日が来れば、自動的に自由となります。
余談ですが、当時東京から地方への移動が良くないという風潮となり、奈良の実家に帰るのを急きょやめ、アメリカに戻るまでの約1カ月間ずっとホテル滞在をしていました。
【おまけ情報】
アメリカ入国の際は、ビックリするくらい何もありませんでした。
PCR検査はなく、待機期間の有無(あるいは必要性)についての説明も一切なし。通常通り入国手続きを終え、荷物をピックしてすんなり入国できました。
水際対策における日米の差の大きいこと…。
というわけで、アメリカには問題なく帰ってくることができるようです。
しかし調べてみると、ESTAのHPには「日本から米国へ渡航する方は入国から14日間にわたり、ホテル等の宿泊施設にて待機を命じられます。待機期間中は健康状態を観察し、周囲の者と距離を置くことを求められます」と明記されています。
ただ、この説明は誰からもされませんでした。
以上です。
これらの情報がどなたかのお役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。
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世界の感染者数および死亡者
(8月22日午前12時27分現在/米国時間)
世界の総感染者数:2,295万4,471人
世界の総死者数:79万9,364人
感染者数別
①アメリカ/562万3,989人
②ブラジル/353万2,330人
③インド/297万5,701人
④ロシア/94万4,671人
⑤南アフリカ/60万3,338人
⑥ペルー/56万7,059人
⑦メキシコ/54万9,734人
⑧コロンビア/52万2,138人
⑨チリ/39万3,769人
⑩スペイン/38万6,054人
死亡者数別
①アメリカ/17万5,409人
②ブラジル/11万3,358人
③メキシコ/5万9,610人
④インド/5万5,794人
⑤イギリス/4万1,491人
⑥イタリア/3万5,427人
⑦フランス/3万508人
⑧スペイン/2万8,838人
⑨ペルー/2万7,034人
⑩イラン/2万376人
日本
感染者数:6万1,008人(44位)
死者数:1,175人
出典
Johns Hopkins University & Medicine, Coronavirus Resource Center
https://coronavirus.jhu.edu/