4月10日(金)、ロサンゼル郡は現在施行中の「Stay at Home Order」(自宅待機命令)を、5月15日まで延長とすると発表しました。また同郡ウェブサイトの最新情報では、感染者と死亡者数は増え続けてはいるものの、現行のPhysical distancingは奏功していると報告しています。今後のPhysical distancingのいかんにより、今年8月1日までのロサンゼル郡における感染者の割合は、次のように変わるようです。
①現行のPhysical distancingをやめて以前の状態に戻ると、感染者率は95.6%
②現行のPhysical distancingをこのまま継続した場合、感染者率は29.8%
③現行のPhysical distancingをさらに厳しくした場合、感染者率は5.5%
③は今以上に自宅待機する人が増えた場合としており、また自己隔離を行うにしても、自宅内で他者(家族)との完全隔離を徹底した場合としています。一人の感染者は場合によっては2~3人感染させることがあるため、引き続き徹底したPhysical distancingを指示しています。
さて、この発表では「Social Distancing」ではなく「Physical distancing」という言葉を使っています。調べたところ、基本的にこの二つは同じ意味なのですが、「Social Distancing」は「社会的に隔離されている」という誤解を生じさせる可能性があるため、ここでは自分と他者の間で確保すべき6フィート(約1.8メートル)という距離にフォーカスした「Physical distancing」を使っているようです。
情報Source: County of Los Angeles
https://covid19.lacounty.gov/
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国名
感染者数 死亡者 回復者数 (4月11日午前12時22分現在)
アメリカ
50万1,615人(最多) 1万8,777人 2万9,191人
スペイン
15万8,273人(2位) 1万6,081人 5万5,668人
イタリア
14万7,577人(3位) 1万8,849人 3万455人
フランス
12万5,931人(4位) 1万3,215人 2万5,195人
ドイツ
12万2,171人(5位) 2,736人 5万3,913人
日本
6,005人(28位) 99人 685人
Johns Hopkins University & Medicine, Coronavirus Resource Center
https://coronavirus.jhu.edu/