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シアワセの言葉「Congratulations!」
屋外でウェディング撮影をしていると、新郎新婦は町行く人から「Congratulations!」と笑顔で声をかけられます。
もちろん日本でもあるでしょうが、アメリカではほぼ例外なく声をかけられ、人出の多い町やストリートでは数時間の撮影でざっと20回、多ければ30回は声がかかります。
もとから気さくという国民性もあるでしょうが、人の幸せには声を出して祝福を述べるのがアメリカ文化なのです。
「Just got married? Congratulations!」(今日結婚したの?おめでとう!)
新婦に対して「You are so beautiful!/ amazing!」(あなたとても美しいわ)
新郎に対して「You are a lucky guy!」(こんなに素敵な奥さんで、君はラッキーな男だ!」
少し歩けばこうした声が頻繁にかかりますし、中には
「周りにいる人みんながあなたたちを祝福しているわよ」
「これからたくさんの幸せをつかんでちょうだいね」
と、なかなか日本人には思いつかないことを言ってくれます。
信号待ちをしていると、「ププー!」とクラクションが鳴ります。
注意されているのではなく、ドライバーが「Congratulations!」と伝えているのです。
声をかけてくれるのは、老若男女を問いません。
小さな子供が、親とつないだ手を放してわざわざ新郎新婦の前に走ってきて「Congratulations!」と言ってくれたこともありました。
道端に座ったホームレスの方も「結婚おめでとう」と言ってくれます。
いかついおじさんも、タトゥーだらけの不良っぽい若者も、みんなみんな。
日本からお越しの新郎新婦には、「街を歩けばいろんな人からおめでとうと言ってもらえますので、笑顔で『Thank you』と答えてくださいね」とお伝えしますが、さすがにこれほど頻繁に声をかけれられるとは思っていないようで、本当に驚かれます。
でもやはり言われるととてもうれしく、どのご夫婦も心が幸せいっぱいになるようです。
知らない人からの「おめでとう」のひと言はとてもパワフルです。
僕に撮影をオファーくださるご夫婦にはいつも感謝しています。
それと同じくらい、ご夫婦を幸せな気持ちにしてくれるアメリカ人にも感謝しています。
ご夫婦は、日本で言われるであろう一生分以上の「おめでとう」を一身に受けて日本帰国されます。
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竹部茂教/たけべしげよし
Shigeyoshi Takebe Photography
http://www.shigie.com
info@shigie.com
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